ジャンダルムで揺れた鎖の音

ジャンダルムで揺れた鎖の音

山と地質と街道とフィルムカメラのブログ 月1回更新

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フィルムカメラ

山で使うフィルム撮り比べ【MARIXカラーネガ編】

フィルムカメラが流行っている。それに伴いフィルムの種類が増えてきた。そんな新しいフィルムのなかでも特に見かけることが多いのがMARIXシリーズである。映画用フィルムを転用したフィルムのようだが、同じく映画用フィルム転用のCinestillと比べて圧倒的…

山で使うフィルム撮り比べ【廃番フィルム編】

フィルムの種類がどんどん減っている。残ったフィルムは高価なものばかりで、もはや常用フィルムがなくなってしまった。フィルムカメラが人気で売り上げがあがっているという情報もあるが、買うフィルムがなければ人は離れていってしまうだろう。よってこの…

山で使うフィルム撮り比べ【期限切れフィルム編】

ある日、仕事の知り合いから期限切れフィルムを大量にもらった。引っ越しをしたときに冷蔵庫の奥から出てきたらしい。フィルムの価格が高すぎるご時世なので、非常にありがたい。とはいえ期限切れフィルムは癖が強いものも多いし、個体差も大きく、下手した…

CONTAX T3のスプールの爪が折れても使い続ける方法

2022年4月にCONTAX T3を買った。決して安いカメラではなく、だいたい給料1か月分が吹っ飛んだ。4月の私は大赤字である。写りはまあ素晴らしく楽しい日々を送っていたが、7月に大トラブルが発生した。新しいフィルムを装填しても空転するばかりで、フィルムを…

山で使うフィルム撮り比べ【35mmカラーポジ編】

ポジフィルムは撮影が難しいし価格が高い。このイメージを多くの人が持っているせいか、ポジフィルムの使っている人の数はネガフィルムを使っている人に比べて圧倒的に少ない。私の周りの体感では10分の1未満である。そのためネットにあげられている作例も数…

SILBERRA COLOR100を使ったら現像失敗した話

ある日フィルムカメラのお店に入ったら見たことのないフィルムが売っていた。SILBERRA COLOR100というフィルムである。カラーネガフィルムで、説明を読むとロシアのフィルムらしい。お店には作例も展示してあり、けっこういい写りをしていたので買ってみるこ…

山で使うフィルム撮り比べ【35mmカラーネガ編】

フィルムの値上がりが止まらない。安いフィルムはことごとく姿を消し、1本1000円が当たり前の時代となってしまった。この条件下で好みのフィルムを探そうとすると莫大なお金がかかる。各フィルムの作例はいろいろなサイトに載ってはいるが、対象が街や人であ…

雪山でM42マウントを使うならBessaflex一択

こちらの記事で記したように、pentax spfは低温だとシャッター不調になることに悩まされていた。いろいろと検討を重ねたが解決の糸口は見つからず、新しいカメラの購入に踏み切ることにした。フィルムカメラで山に行く人すらそもそも少ないのに、M42マウント…

山でフィルムカメラを使う理由

前の記事で触れたが、私は山でフィルムカメラを使って写真を撮っている。学生時代に出会った山仲間に影響されて始め、今ではどこへ登るにもフィルムカメラが手放せない。使い始めてたった数年の私がこんな記事を書くのは忍びないけれど、なぜ使うのかを考え…

ゴム引き布幕シャッターの耐寒性能実験

私は山でフィルムカメラを使っている。動力に電池が必要ない等の理由から基本的には低温に強いのだが、厳冬期の雪山で超低温になるとシャッターがうまく動かず半分黒くなった非常に悲しい写真が現像されることがたびたびあった。このような被害者を二度と出…